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2017年7月21日 (金)

危機管理と危機対応?

学校リスクマネジメント推進機構代表・宮下です。

私は主に緊急時のマスコミ対応、保護者対応、そして、学校がこれから何をどのような優先順位で対応していけばよいのか?という判断を学校危機管理の観点からサポートとする仕事をしています。

分かりやすく言うと、トラブル発生時に支援をして損失を最小限におさえること、ということです。

今日はその辺の話をしていこうと思います。

上記のとおり、トラブル発生時に考えなけらばいけない危機管理の目的とは、

  • 生じる「損失」の影響度を最小限に抑えること

つまり、危機が発生したら、これからどのような損失が「想定」されるのか?ということを先に考えてから、効果的な対策を講じる、ということが前提になります。


「想定」できれば管理可能ですが、想定できなければ「対応」になってしまうため、損失をコントロールすることが難しくなってしまうのです。

「危機管理」が大切で「危機対応」は避けるべきということです。

そして「想定」しなければいけない損失は沢山あります。

たとえば、大きく分類すると、生命・身体、時間、財産、感情、評判などがありますが、国公立学校もそうなのですが、私立学校の大きな損失は、

「入学者数の減少」です。

どんなに進学実績がある学校でも、一気に足元をすくわれてしまいます。
このような中で、学校がやるべきことは、発生したトラブルの損失を想定し、その損失を抑えるために一番効果的な手段を選択して、対策を講じるということです。

対策には、法的な対策、警察的な対策、組織リスクマネジメント的な対策、心理学的な対策などがあり、さらにこれらの対策を事案に応じて組み合わせ、オンライン(WEB)、オフライン(アナログ)でその実行を図っていくのです。

・・・・と、ここまで、いろいろお話してきましたが、特に覚えて頂きたいことをまとめました。

それは、トラブルが発生したら、
  • ここから生じる様々な損失を先に想定する。
  • その損失を抑えるために効果的な対策をオンラインと、オフラインの両面から組合せて講じていく
ということ。

危機対応ではなく、危機管理をするということです。

このことを意識するだけで対策が効率化するはずです。

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